ハムスター・・・・。なんでハムスターっていうんでしょ?知ってる人いたら教えてください^^;
わたしが小学生のとき、友達がハムスターをくれました。
今振り返ると、ずいぶんとかわいそうな飼い方してたんだなーと思います。
ハムスターも人間に飼われたくて生まれてきた訳じゃないんだもんね。
だからって野生化できるほどたくましくないし・・・。
せめて快適に楽しく暮らしてね!
ハムスターのきもち
わたしは大人になってから合計3匹のハムスターを飼いました。
なるべくハムスターのきもちになって、ストレスを溜め込まないようにと思って飼いました。
でも、ハムスターはもちろんしゃべれませんし、表情にも現れません。(本当にイヤなときは迷惑そ
うな顔をしますが。)ですからハムスターにとって、わたしの飼い方が良かったのかどうかはわかりません。
たとえば生物としての最大の義務とはなんでしょう?そう問われるとまずほとんどの人が「種の保存」と答えるのではないでしょうか。だとすれば、わたしの1匹ずつケージに入れて飼うやり方は正しくないことになります。しかし、狭いケージに数匹を一緒に入れておくと、ケンカをしてしまい、怪我をして命を落とすこともあるため、別々に飼わざるを得ませんでした。ちゃんとした(?)飼い主は、交尾のタイミングを見計らって一緒にしたりしているらしいですけどね。
でも、このことについてハムスターのきもちになって考えると、はたしてハムスターは種の保存のことを考えているのかと思うわけです。これは人間だから認識していることであって、ハムスターにとっては本能がそうさせるわけですから、その場面に遭遇しなければ種の保存へのスイッチは入らないと考えてよいのかと思うのです。とすれば、常に他のハムスターを意識しながら緊張して暮らすのは、大変なのではないかな、と考えるわけです。ただ、これにはどんどんハムスターが増えても困るという家の事情というものもあるわけで、この事情を正当化する言い訳に聞こえなくもないですが、まあとにかくそういうことかな、と。
2種類の飼い方
初めて飼った「はむ緒」は、サイズの大きいゴールデンハムスターだったため、狭いケージに入れておくのはかわいそうだという考えから、家に人がいるときはできるだけケージの入口を開け、自由に部屋を動けるようにしておきました。面白いもので、ほとんどの場合、飽きるとちゃんとケージに戻って自分の巣で寝てるんですよ。もちろん、電話線をかじられたりといった被害には遭いましたが人間の子供だっていたずらはしますから・・・。
でもこれは、やってはいけない飼い方なんですね。事実、うちのはむ緒も高いところから落ちて後ろ足を骨折したり、間違ってわたしが踏んづけて病院に運ばれたりしました。そして2年ちょっとでこの世を去りました(原因不明・・・だけど踏んづけた後遺症があるのではないかと・・・)。
動物病院へ連れて行ったときにはそれは怒られました。ちゃんと放す時には監視していなければだめっ!て。そうなんですよね、ちゃんと見ていなければいけないのだけれど、なんせ放し飼いだったもんで、ずっと見ているわけにも・・・。なんて言い訳は通用しません。見られなければケージに入れておけということです。
これに対し、後から飼い始めた2匹はジャンガリアンハムスターで、小柄ですばしっこいことから、ケージからは出さずに買いました。外に出さない分、ケージを連結したりして、広い範囲を動けるようにと配慮はしましたが、やはりそれでも狭いらしく、たまにケージをかじって出たがったりしていました。
しかし、結局何事もなく、2匹とも3年以上生きました。通常、ゴールデンハムスターの方が寿命は長いとされているようですが、飼い方の違いにより逆転してしまったわけです。
ハムスターのしあわせ
この2つの飼い方を見て、ハムスターにとってはどっちがしあわせなのかな、と思ってしまいます。リスクは伴うけれど自由度が高い飼われ方と、安全だけど自由に動ける範囲がとても狭い飼われ方。よく人の一生はどれだけ生きたかというより何をしたかによって価値が決まるといった言い方をしますが、これに倣えば前者の飼い方のほうがハムスターにとっては幸せなのではないのか・・・。でもそう考えるのは人間だからであって、ハムスターにとってはもしかしたらどうでもいいことなのかも・・・。
こんなことをついつい考えてしまうわたしなのです。
ちなみに、「人の一生は」と問われれば、わたしとしては「最後によかった(しあわせだった)」と本人が思えるか」どうかで価値が決まる、というより価値とかそんな言い方で比較するもんじゃない!と思っていますが、これはある程度自由な環境の中で、人生の選択をある程度自分で決められる人間だからいえることであって、ハムスターのような「飼われる者」にとっては飼い主の考え方次第でどうにでもなってしまうと思うと、次からは軽い気持ちで飼うことはできないな、と思います。
そして再び・・・
このように悶々と考えながらも、ペットショップへ足が向いてしまうわたしってなんなんでしょう^^;
そしてそのお店の中で見る光景は、たくさんの「飼(買)われるものたち」とそれを眺める人間たち。ハムスターのコーナーでは子どもが「うわーはむ太郎だー!かわいいーほしいー飼いたーい!買ってー!!」と親にねだっていました。少なくともこんな子どもに飼われていじくりまわされておもちゃにされるよりわたしが飼った方がハムスターにとっては数倍しあわせだ!きっと店員さんもそう思っていることでしょう。
てなわけでまた購入してしまったハムスター、先代はむ緒と同じ色のキンクマハムスターです。
かわいいのは確かです。楽しいのもわかります。でも相手は生きているんです。「きもち」も当然あります。ハムスターの「きもち」を大切に、一緒に暮らして行ければいいなーと思っているわたしなのであります。